HighB♭は高くない!

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常識を覆せ!
トランペットの新しい練習方法

トランペットですぐにバテるのは何故?より長く演奏できるようになるには?

トランペッターなら誰しもが「すぐにバテてしまう」問題に一度は頭を悩ませたことがあると思います。
そこで、今回は「バテる理由は何か」「バテなくなる為にはどうすれば良いのか」を考察していきたいと思います。

「何故」は身の回りのことに例えてみる

物事の「何故」を考える時、普段の生活や身の回りのことに例えてみると、案外スッと答えが見つかることがあります。
もちろん、トランペットも例外ではありません。「トランペットを吹く」ことを身の回りのことに例えて考えてみると、新しい発見があるかもしれません。一緒に考えてみましょう。

マラソンに例えてみる

マラソン選手と短距離走の選手のイラスト

まずはじめに「マラソンで走る」ことに例えて考えてみます。

Q. 全速力でマラソンを走るとどうなる?
A. 途中で力尽きる。完走なんて無理!!

最初は順調なんですけどね。途中からしんどくなって、ついには走れなくなってしまいます。

Q. 体力があれば全速力で走りきれる?
A. 体力があればね、、、でもそれは現実的ではないよね。

そんな体力つけられるならウサイン・ボルトがマラソンで金メダル取ってます。

マラソンにはマラソンに向いた走り方がある

マラソン選手の走り方をみたことはありますか?
短距離走の選手の走り方に比べたら、随分動きが小さいですよね。
まさしく「省エネ」といった感じ。いかに少ない力で効率よく走れるかを研究して完成したフォームなのだと思います。
確かに、腕をブンブン振り回しながらマラソンなんて走れませんよね。

マラソンには持久力が必要なので、省エネで効率の良い走り方が向いているのです。
トランペットにも持久力が必要なので、省エネで効率の良い奏法が向いているのではないでしょうか?

歩き方で例えてみる

歩く人のイラスト

次に「歩き方」に例えてみます。

突然ですが、あなたは内股ですか?外股ですか?私は外股です。

Q. 内股の人は外股で、外股の人は内股で歩いてみるとどうなる?
A. すぐに疲れる。体が痛くなる。なんでこんな苦行をさせられているんだ・・・!!

人それぞれ、歩き方や姿勢に向き不向きがある

人は(というか生き物は)骨格に個人差があるので、みんながみんな同じ姿勢や動きができるとは限りません。
内股の人は外股で歩くように体が構成されているわけではないので、無理に外股で歩こうとすると体が痛くなったり、すぐに疲れてしまったりします。(逆も然り)

トランペットを吹く時も、自分の体にあわない無理な奏法をしていると、体が痛くなったり、すぐに疲れてしまったりするのではないでしょうか?

新生活に例えてみる

新生活

次は「新生活」に例えてみます。

Q. 新しい人間関係になり、新しい勉強・仕事をしたらどうなる?
A. 慣れないことだらけで1日が終わる頃には疲れ果てる。

Q. その生活を1年続けるとどうなる?
A. 新生活に慣れて疲れにくくなる。もはや「新生活」ではない。

慣れてくると同じことをしても疲れにくくなる

新しい仕事や勉強などを始めた頃は、慣れないことばかりですぐに疲れてしまいます。
しかし、手順を覚えたり作業に慣れてくると疲れにくくなり、長い時間でも勉強や仕事ができるようになります。

トランペットを吹く時も奏法に慣れていないうちは、疲れやすいのではないでしょうか?

走り高跳びに例えてみる

走り高跳びの選手のイラスト

最後に「走り高跳び」に例えます。50cmの棒を跳び越える時の高さを変えて考えてみます。

Q. 50mの棒を飛び越えるのに、40cm跳ぶとどうなる?
A. 棒に激突する。痛いよ!

Q. 50cmの棒を跳び越えるのに、50cm跳ぶとどうなる?
A. 棒にギリギリ当たるかも。でも跳び越せなくはない?

Q. 50cmの棒を跳び越えるのに、60cm跳ぶとどうなる?
A. 棒の上を跳び越せる。

Q. 50cmの棒を跳び越えるのに、1m跳ぶとどうなる?
A. 余裕で跳び越せる。でもちょっと大変。

跳びたい高さよりも少し上を跳ぶようにすると余裕が生まれる

50cmの棒を跳び越えるのに50cm跳ぶのでは結構ギリギリですよね。
ギリギリを攻めると、棒に激突して体を痛めてしまう可能性が出てきます。しかし、60cmや1m跳ぶと心理的にも物理的にも余裕が出てきます。

だからといってやりすぎは禁物。
50cmの棒を跳ぶのに毎回1m跳んでいたのではすぐに疲れてしまいます。程よい塩梅で高さを調節することで、安心安全に跳び越すことができます。

トランペットを吹く時も、吹きたい音より上の音を狙った方が余裕を持って音を出すことができるのではないでしょうか?

バテる原因

さて、「トランペットを吹くこと」を「身の回りのこと」に例えてみてきましたが、何か新しい発見はありましたか?
身の回りのことに例えると、トランペットを吹いていてバテる時の原因は、以下のようなものだと推測されます。

  • 全力で吹きすぎている
  • 体に無理がある奏法になっている
  • トランペットの吹き方に慣れていない
  • 音の高さに合った奏法になっていない

より長く演奏できるようになるには?

では、先ほどの例えと推測した原因を元に解決方法を考えてみましょう。

少ない力で効率よく唇を振動させる

トランペット奏者はマラソン走者のように持久力を求められるので、全力で演奏することは望ましくありません。少ない力、少ない息で音を出すことが重要になります。
トランペットは唇が振動することで音が出ているので、少ない息で唇を振動させることが、持久力アップへの近道です。
以下のことに注意して普段から音を出すようにしてみましょう。

  • 少ない息で唇が振動するようにする
  • 唇の力を抜いても振動するようにする
  • 唇の必要な部分だけ振動するようにする

自分の体に合った奏法を探す

普段歩く時もトランペットを吹く時も、自分の骨格や体に合わない動きをすると、体を痛めたりすぐに疲れたりしてしまいます。
身近なトランペッターと奏法や姿勢が違っても間違いではありません。何故なら、あなたとあなた以外の人の体の作りは、必ずしも同じではないからです。
以下のことに注意して練習してみましょう。

  • 先輩や先生に教わった方法が自分にとってベストとは限らない
  • 音が無理なく出せる奏法や姿勢を模索しよう

トランペットの吹き方に慣れる

慣れないことをすると、誰でもすぐに疲れてしまいます。トランペットの吹き方に慣れていないと、すぐにバテてしまうのは仕方のないことです。
まずは「トランペットで音を出す」ことに慣れるところから始めましょう。しかし、ただ音を出すだけでは、いつまで経っても慣れることができません。
楽に、そして良い音が出る奏法が身につくようにしましょう。

  • 毎回違う吹き方をしているとなかなか慣れない
  • 毎回同じ吹き方ができるようにする

音の高さに合った吹き方にしよう

下のB♭を吹くアンブシュアで上のB♭を吹くとどうなるでしょうか?
逆に、上のB♭を吹くアンブシュアで下のB♭を吹くとどうなるでしょうか?

前者は良い音がしない上に、唇に負担がかかりませんでしたか?
しかし、後者は唇に負担がかからずに音が出せたと思います。(慣れないうちは音が出しにくいと思いますが。。。)

つまり、下の音を基準に唇をセッティングしてしまうと上の音が出にくく、更にバテやすくなってしまいます。
ということは、上の音を基準に唇をセッティングすれば、上の音も下の音もバテにくい状態で演奏することができるのです。

  • 曲中にアンブシュアを変えるのは無理があり、失敗してバテやすくなる
  • 上の音を基準にセットして音を出すようにする

まとめ

今回は、トランペットを吹く時にバテてしまう問題について、身の回りのことに例えて原因と解決策を考えてみました。
考えてみれば確かにそうだなと思うことや、眼から鱗なんてこともあったでしょうか?

まとめると

「自分にあった効率の良い奏法を身に付ける」

ことが長い時間演奏する為には必要不可欠です。
無理なく、そして効率よく演奏できるように頑張りましょう!

運営者

プロフィール
牛くん

MooCowスタジオ代表

工業高校卒業→大手企業(製造業)に就職→3年2ヶ月で退職→中小企業(IT系)に就職→1ヶ月で退職→起業

普段はWebライティングの受託、メディア運営を中心に活動をしています。